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それでも彼らは走り出す 彼らにとって 一番のハッピーエンドに向かって
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ここのとこ日記を書いてなかったせいかNINJAからログアウトしてましたよというわけでお久しぶりでございますみなさまこんばんは。

かれこれ一月サイトの更新が出来てないので、
せめてのも気休めで前に書いた試し書きを出しておきますー。
(サイトの始める前に書いたくらい昔のヤツなはず。なので、今回の執筆時間は0分ですのでご心配なく)

実はこれも昔見た夢が元。『夢終』に似てるのはそのせい。
(記録によると高1の9月15日。ちなみにずっと覚えてる且つ小説のネタになるのがこういう夢なのであって、私の見る夢の多くがこういう類なわけじゃない)
後々何かのプロローグになるかもしれません。一応「私」がどんな存在であるかのイメージはあるんだ。ないのは本編のネタだけで。←
もしかしたらこのまま深い眠りにつくかもー? (というか思い付く気配がないので、恐らく長い眠りに沈むのは確定) 
 


 そう。

 いつも、そうなんだ。

 気が付くと、私は『そこ』にいた。

 自分の意志とは関係なしに。

 いつも気が付くと、知らない場所にいたんだ。

 そう。

 その日も。

 


 そこは何もない場所。どこか遠い世界の、荒れ果てた荒野。

 ここにいるのは、自分だけ。

 なのに。

 なぜだろう。

 誰かが、こっちを見ている気がする。

 それも。

 何人もの、人影が。


 ゆっくりと、周りを見回す。が、どこを見ても、同じ風景。それを確かめた後、視線は自然に空を見上げていた。
 空はどこまでも灰色に似た、くすんだ青をしていた。晴れているのか、曇っているのかよくわからない。こんな色の空、今まで見たこともなかったから。
 その時、空を見ていた目はそれを見る。
 見てしまった。
 自分と空との間にある、透明なそれが、光ったのを。
 その瞬間、全てを悟った。


 ここは、荒野じゃない。

 ここは。

 部屋の中だ。


 巨大で、透明なドームの中。今見ている荒野も空も、全ては幻という名の偽り。その空の向こう側にはきっと、白い衣を纏った自分を見てる人間がいる。どこまでも冷静に。どこまでも冷徹に。
 どこかで、何かが爆発する音がした。が、その時にはもう、そのことを驚く必要もなかった。


 殺すのか?

 私を。


 もう、何も感じなかった。怒りも悲しみも、何も。
 自分の周りで、いくつもの爆発が起きる。そのたびに、地面は揺れ、砂は舞い上がる。


 人は死ぬ時。

 独りで死ぬ時。

 何をすれば、いいのだろう?

 私は――


「ごめん」
 気が付くと、そう言っていた。誰にも向けず、誰かに向って。
 自分はかつて、誰かに大切にされていたのだろうか。されたことがあったのだろうか。誰かがはるかな時をこえて、今の自分を思い、涙を流すのだろうか。
 自分の大切な人は、笑っているだろうか。笑っていたのだろうか。
 それが誰だか、もうわからないけれど。そんな人がいたのか、それすらわからなかったけれど。
 ひときわ大きな爆発が、遠くで起きたのがわかった。その爆風が、自分に向かって襲いかかってくる。全てを焼き尽くす、死の風が。

 それでも。

 最後は、美しく。

 何よりも。

 美しく。

 そう思うと、自然に。

 微笑みは、浮かんできた。


「見てみたかったな」
 口から出てきた言葉を。
「最後に、もう一度だけ」
 理解する前に。

 その体は、暴風に包まれていた。

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