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それでも彼らは走り出す 彼らにとって 一番のハッピーエンドに向かって
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公開しておいてなんだが、
『真白』の宣伝記事を載せておく。

『月影』はあえて載せないことにします。
なぜって? 短編だから!

短編はあらすじがもう宣伝記事みたいなものなんで、
それ以上書くとかなり中心部まで挙げてしまいそうなので。

一応「短編」と「詩」以外は、宣伝記事を書こうと思ってます。
近日公開、みたいな、ね。

という訳で、以下。
 


転校してきたのは

「な、なんか隼人って変わってるね」
「そうか? そこまで自覚はないんだけどな」

どこまでも大人の心を持った

「小学生じゃ、ないね?」

一人の少年だった。

「忘れちゃいけないんです。忘れないって、決めたんで」
「きっとその子も、たくさんのものを抱え込んでいるんじゃないかな?」
「わかってるさ。そんなこと、俺が一番言うべき人間でないことくらい」
「なんで? なんで笑うの?」
「時々、お前らの夢を見るのが……ちと辛いな」
「君が解決出来ない問題を、私がどうにか出来るはずもないしね」
「まあ、お前の気持ちもわからないでもないけどな」

全てをその胸に抱えたまま、彼は笑う。

「忘れちゃうんじゃなくて、失くしちゃうんだよな、きっと」
「どうして……!」
「俺は今、最高に幸せだから」
「ったく、一番気を遣ってるのはどこのどいつだよって話だよなあ」
「でもさ、否定はしねえことにしてるのよ」
「それで、ホントにいいの?」

それはどこまでも孤独な彼の

どこまでも無様な、一つの喜劇。

「あの頃にはもう、二度と戻れないんだからな」

だから。

           真っ白な明日を、君に捧ぐ。

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